- 2019-6-3
- ラーメン屋のお金事情

どんなに自信があるラーメンを提供できたとしても、お客様にお店の存在を知っていただかなければお客様に来店していただくことはできません。多くのお客様に開業したラーメン店を知ってもらうには、効果的な販促が重要です。そこで今回は、ラーメン店の販促費の使い方や、費用対効果についてご紹介します。
費用対効果とは?
費用対効果とは、投入した販促費に対してどれくらいの売上があったかを検証することを言います。たとえば、30万円かけてチラシを作成し、従業員が人通りの多い場所でハンディング(チラシ配り)をしたとします。このときに必要な販促費は、チラシの作成料とハンディングをしている時間帯の従業員の人件費です。仮にこの合計が40万円だったとします。
チラシを見て来店してくれたお客様が50名いて、単価の平均が800円だったとすると、40万円の販促費に対して4万円の売上があったということです。
つまり、40万円の販促費をかけても1割しか売上を上げることができなかったということになります。このように、やみくもに販促費を使ってしまうと、宣伝の効果を得られずに逆にお店の売上を圧迫してしまうことになります。
折込チラシやチラシ入りティッシュの反応率は?
販促というと、折込チラシやチラシ入りのティッシュ配りを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。折込チラシや、チラシ入りのティッシュに販促費を使った場合、反応率はどれくらいあると思いますか?業種によって反応率は異なりますが、折込チラシで0.05%、チラシ入りティッシュで0.1%あれば妥当だと言われています。
つまり、折込チラシであれば1万部配布して5人、ティッシュであれば1,000個配って1人来店してもらえれば良いほうだということです。最近、街頭でティッシュ配りを見かけなくなった背景には、販促費をかけても反応率が良くないということが言えるでしょう。
また、折込チラシを効果的に利用するためには、どのエリア内の人がどのあたりで食事をしているかをリサーチし、反応が良いエリアに絞って折込チラシを入れることが大切です。しかし最近ではインターネットの普及により、新聞の購読者数は年々減少しているという現実もあります。
費用対効果ということを考えると、折込チラシやチラシ配りに販促費をかける場合は、チラシを投入するエリアや販促をする場所をしっかりリサーチしてから行うことが大切です。
繁盛しているラーメン店の宣伝方法をリサーチする
ビジネスの成功のカギは、成功しているお店の模倣をするというのがありますが、繁盛しているラーメン店ではどのような宣伝をしているのかリサーチしてみるのも1つの方法です。宣伝の方法は、チラシやのぼり、ホームページ、地域限定の雑誌やフリーペーパーへの広告掲載などさまざまな方法があります。
お店の開業予定地周辺で、繁盛しているラーメン店はどのような宣伝しているのかリサーチしてみましょう。どんな媒体に広告を掲載しているのか、どんなホームページを作成しているのか、クーポン券や割引券などを利用しているのか、イベントなどを行っているのかなどに注意しながら、繁盛しているラーメン店で実際に食事をしてみるのも良いでしょう。
また、近隣の飲食店の情報を掲載している雑誌を購入したり、お店周辺のフリーペーパーの内容を確認したりしてみると、どのお店がどんな媒体を利用しているのかを調べることができます。また、効果的な媒体を見つけたら、発行元に問い合わせをすると、配布部数や発行エリアなどを教えてもらうことができます。
販促費をかけずにラーメン店を宣伝する方法を検討する
ラーメン店の開業当初に、お店の存在を知ってもらうことはとても重要です。しかし、開業当初はどんな媒体を利用すれば効果的にお店を宣伝できるのかといったデータもない状態なので、いきなり販促費を多く投入することは得策ではありません。
通常お店を探す場合、インターネットを利用している人が多いですね。「新宿 ラーメン店」のように検索すると、新宿にあるラーメン店の店舗名や住所などが表示されたり、店舗のホームページなどを見つけたりすることができます。ホームページはすべて無料でできるホームページの作成はあまりおすすめできませんが、Google検索で店舗名は住所を表示させるサービスは無料で利用することができます。
店舗名や住所などを表示させるサービスが「Googleマイビジネス」です。Googleマイビジネスは無料で登録することができます。Googleマイビジネスのように、無料で利用できるサービスを探してうまく利用してみましょう。
最後に
開業して間もないラーメン店の場合、販促費をかけてお店の存在を知ってもらうことはとても大切です。しかし、費用対効果を考えずにやみくもに販促費だけを投入してしまうと、売上を圧迫してしまうことになります。販促費を効果的に利用するためには、とにかくリサーチが重要です。繁盛しているラーメン店はどんな媒体を利用しているのか、どのエリアから来店が一番多く見込めるのかなど、しっかりリサーチしてから効果的なエリアに販促費を投入しなければ宣伝効果が薄くなってしまいます。
ウルトラフーズでは、ラーメン店の開業支援事業を行っております。オープン時の販促サポートやホームページの作成のサポートも行っておりますので、ラーメン店の宣伝方法や販促方法に不安がある方は、ウルトラフーズにご相談ください。
ウルトラフーズの開業支援サービスについての詳細は、こちらをご覧ください。
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