- 2020-4-15
- ラーメン屋のお金事情

ラーメン屋などの飲食店を開業するとき、やはり一番心配なのは初期費用や運転資金などの開業資金ですよね。最初から潤沢な開業資金を用意するのは難しいという人の方が多いのではないでしょうか。念願のラーメン屋開業・独立の夢を現実のものとするために必要な開業資金はどうやって捻出するか頭を悩ませている人も多いはずです。そこで今回は、あまり知られていないラーメン屋開業で使える「助成金」や「補助金」についてご説明します。ラーメン屋を開業・独立したいと考えている方は、飲食店むけの助成金・補助金制度を上手に活用するのがおすすめです。
目次
■そもそも助成金や補助金とはどういうもの?
そもそも助成金や補助金とはどういったものでしょうか。助成金や補助金は国(経済産業省や厚生労働省)や地方自治体が運営しており、「事業支援」「創業支援」「雇用創出」「研究開発」などをサポートするために支給されるもので、返済の義務があるものと無いものがあります。ラーメン屋の開業資金や運転資金、経営安定化のために活用できる補助金や助成金もあるのです。まずは助成金と補助金の違いから見ていきましょう。
『助成金とは』
助成金はある一定の条件を満たしていれば、原則として誰でも受け取ることが可能です。金額が決まっているものが多く、助成金の申し込みをした後、利用条件を満たしていれば、後から支給されます。助成金の種類によって、いつ支払われるか?は異なり、半年後に支払われる助成金もあれば、1~2年後に支払われる助成金もあります。
『補助金とは』
助成金と違い補助金とは、国家政策に合った事業であるか?国家の政策目標を達成できる見込みがあるか?などの審査があり、また公募制であるケースが多いため、補助金は申請しても受け取れない場合があります。多くのケースでは、補助金をもらうために「事業計画書」が必要になり、補助金をどんな目的で使うのか?どういう目標や計画を掲げているのか?などといったアピールをし、審査で合格した個人や団体、企業にのみ補助金は支払われます。これは、国が掲げている国家政策にそった事業や施策をかかげている個人や企業・団体を支援するという補助金の目的からです。また、補助金についても、審査に通過し、採用されたときに支払われることになります。
わかりやすく言うと、資金300万円でラーメン屋などの飲食店を開業しようとしたとき、まずは自分で準備した300万円で設備や備品を調達し、それらを購入した後に100万円の助成金を受け取る、という流れです。助成金や補助金を元手にして開業はできない、という意味ですね。ですので、この場合、実質の負担額は200万円ということです。
■飲食店を開業するときに活用できる助成金・補助金って何があるの?
では実際、ラーメン屋などの飲食店を開業しようとした時に活用できる助成金・補助金はどのようなものがあるのか?その一部をご紹介していきます。
『創業補助金』
創業補助金とは、ラーメン屋などの飲食店の創業時に必要な経費の一部を、国や市区町村が補助してくれる制度のことです。2018年度からは「地域創造的起業補助金」という名称になっています。こちらで気を付けたいのは、補助金が支給されてから一定期間内に一定の収益を上げると返済の義務が生じることがあるという点です。また、補助金は開業時期に合わせ支給されるのではなく、早くても6ヶ月~数ヶ月後に支給されるので注意が必要です。こちらの補助金は最大200万円と決まっています。
『小規模事業者持続化補助金』
こちらは小規模事業者の販路開拓のための補助金で、チラシやポスティング、ホームページなどの販促物、店舗改修など幅広い活用が可能です。補助の上限は50万円で、「経営計画」を作成し、審査の結果を以て支給されるかどうかが決まります。
『キャリアアップ助成金』
助成制度の中でも「キャリアアップ助成金」は、厚生労働省の管轄になります。非正規社員の正社員への転換や賃金規定の改訂などに取り組み、非正規社員の地位や処遇の向上を行う事業主に対して、一定額の助成金を支給する制度です。
このように、ラーメン屋などの飲食店開業に活用できる補助金・助成金を上手に使うことで負担額を減らすことができるので、これからラーメン屋を開業する場合は是非知っておくといいですね。
■実際、資金300万円で飲食店は開業できるのか
このように上手く助成金や補助金を使ったところで、実際、手元資金300万円でラーメン屋などの飲食店は開業できるのでしょうか?この300万円というのは一つの目安であり、また、小規模飲食店を開業する際の平均的な手元資金額と言われています。例えばラーメン屋の場合だと、立地を選ばず、居抜き物件を利用することで、資金が300万円あれば開業できる可能性もあります。しかし、今後ラーメン屋として運営していく場合、材料費や光熱費、賃料などの維持費や人件費、必要経費など、毎月の膨大な支出を上回るほどの収入をラーメンで売り上げていかなくてはならず、それは同時に、どうやってラーメンの味をお客様に気に入ってもらえるか、ということにもなります。余程気に入ってもらわない限り、現実はそう簡単に利益を出すのは難しいということです。また、それだけでなく、回転率も売り上げに関わってきますので、ラーメン屋経営の知識や店舗運営のやり方も重要になってくるでしょう。ですので、手元資金300万円でラーメン屋などの飲食店は開業できるか?の真意は、資金300万円あれば、とりあえずは開業も可能であるが、続けていくための、あらゆる知識や方法を身につけなければ、すぐに閉店に追い込まれることもあるということなのです。
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