- 2019-6-5
- ラーメン屋開業について

ラーメン店の開業と聞くと、多額の開業資金が必要というイメージがありますよね。また、次々とオープンしているにも関わらず、多くの店舗が閉店に追い込まれる理由は、開業後の運営に必要な運転資金が捻出できないからです。ラーメン店の経営において重要なのはコストコントロール、なかでも開業時の出店コストをいかに抑えるかは、出店後のラーメン店経営に大きく影響する重要なポイントです。ここでは、ラーメン店の店舗投資など出店コストを抑える方法について解説していきます。
目次
■ラーメン店の開業資金、店舗投資にいくら必要?
ラーメン店を開業するにあたって、店舗投資など、初期にかかる費用は莫大です。条件に合う店舗物件を選んだら、その契約費用(賃料・保証金・礼金など)で数百万円。さらに内装工事費用、外装工事費用、厨房設備工事費用、空調設備工事費用、券売機や調理器具などの備品購入費用…など。少なく見積もっても700万円以上は用意しておかなければいけません。開業にあたって、開業資金を潤沢に用意できる人はごく一部、ほとんどの方が、ラーメン店を開業・独立したいという夢を持ちながら、かかる費用に頭を悩ませているのです。
また、ラーメン店を開業するということは、経営するということ。出店したら終わりではありません。開業後すぐに閉店に追い込まれないためにも、開業資金の中から、出来るだけ多くの運転資金を残しておくに越したことはありません。
■ラーメン店の店舗投資額やコストを抑える方法
それではラーメン店開業にあたって、初期にかかる店舗投資や出店コストをいくらまでにすれば、儲かるラーメン店を経営することができるのでしょうか。開業時における開業資金のうち店舗投資に充てる金額の考え方や、コストを抑える方法をみていきましょう。
・用意した開業資金から、半年分の運転資金を確保しておく
先ほど、ラーメン店の開業に必要な開業資金は少なく見積もって700万円とご説明しました。開業に必要な資金の内訳としては、店舗投資費用(物件の契約費用、内装・外装工事費用、厨房設備工事費用、空調設備工事費用、券売機や調理器具などの備品購入費用、その他)、仕入れ、運転資金(賃料、光熱費、仕入れ、人件費など)です。
開業資金のうち、店舗投資額をいくらにするかは重要なポイントですが、考え方としては、運転資金の中からまず3ヶ月分の運転資金を確保し、残った資金の中から店舗投資額を見積もるようにすると良いでしょう。例えば賃料が高い物件であれば、物件の契約費用も高額になりますし、確保しておかなければいけない運転資金の金額も増えます。開業資金から、物件の契約費用と3ヶ月分の運転資金を差し引き、さらに初期の仕入れにかかる費用を差し引いた残りの金額内で、内装工事や外装工事を行うという考え方です。
・居抜き物件で初期にかかるコストを抑える
居抜き物件の良さは、従前の店舗の内装や造作、厨房設備や空調設備などがそのまま残されており、簡単な手直しだけですぐに開業することができ、かつ内外装にかかる工事費を抑えることができるという点です。初期費用を出来るだけ抑えたいという場合、居抜き物件を利用するだけで大幅なコスト削減につながるため、ラーメン店だけでなく飲食店で居抜き物件を選ぶ人は増えています。また、看板の付け替え、壁紙の張替えなど、簡単な手直しだけで済むため、何カ月も待つこと無く、すぐにオープンすることができるのも有難いですよね。
・日本政策金融公庫の新創業融資制度を利用する
ラーメン店の開業にあたり、店舗投資に必要な資金がどうしても足りない、ラーメン店の内外装デザインにこだわりを持ち、自分の夢を叶える店舗に仕上げたいが予算が合わない…という場合は、融資を受けることで開業資金を増やす方法もあります。日本政策金融公庫の新創業融資制度とは、新たに事業を始める人に対して、雇用の創出や技術革新を支援する目的で提供される無担保無保証人の融資制度です。もちろん様々な条件・審査があるため、資金が足りないからといってすぐに融資を受けられるわけではありません。事業計画書など準備しなければいけない書類もあるため、融資制度の利用は計画的に、余裕をもって行いましょう。また、融資を受ける場合は、運転資金の中に返済計画を盛り込むことも忘れないようにしてください。
・フランチャイズチェーンに加盟する
ゼロから一人でラーメン店を開業するのは、時間も労力も、そしてお金もかかります。フランチャイズなら初期の出店コストを大幅に抑えることができ、かつ経営ノウハウやチェーン店の知名度を利用することができます。
ただし、フランチャイズの場合、本部の運営方針に従って、加盟店は共通したサービスやロゴ、屋号やユニフォームを使うことになります。フランチャイズ加盟店は基本理念やオペレーションまで、すべて本部が決めたルールやマニュアル通りに事業を運営しなければいけませんので、自由が効かなくなる、自分のイメージしていた店舗作りができなくなるというデメリットがあります。
■ラーメン店の店舗投資にこだわるならフランチャイズよりボランタリーチェーン
ボランタリーチェーンとは、小売店同士が横のつながりを持ちながら組織化することで、仕入れや販売における物流を共同で行うことが出来、大幅なコスト削減ができるというビジネスモデルです。ラーメン店の店舗投資にこだわりたい、でも開業支援には限りがある…という方は、ボランタリーチェーンのウルトラフーズにご相談ください。
ウルトラフーズは、神奈川県発祥の「横浜家系ラーメン松壱家」「No.1GOLDEN RAMENゴル麺。」を運営している企業です。ウルトラフーズなら、初期投資にかかる仕入れコストを最大限に抑えることができ、かつラーメン店の屋号、看板、内外装などは全て自由で、もちろん、施工業者も自由に選ぶことができます。お店の営業時間や休日設定も自由、商品価格も自由、出店コストを抑えながら、自分のお店を自由に運営することができるのは嬉しいですね。
屋号や店舗づくりまで本部の決まり事に従わなければならないフランチャイズではないので、自由に店舗をつくることができる上に、肝心の商品であるラーメンはウルトラフーズの直営店と同じラーメンをお客さまに提供できるので、自信を持って店舗運営を行えます。その他のサポートも充実しているので、オーナーとしての知識やノウハウも学ぶことができ、自信に繋がるスキルアップが見込めます。
■ラーメン業界に一歩踏み出すために
儲かるラーメン店オーナーになるための第一歩として、まずは横浜の「みなとみらい」で随時開催しているウルトラフーズの事業説明会に参加してみてはいかがでしょうか。