ラーメン店の在庫管理のコツ!簡単にできる在庫管理の方法とは

ラーメン店に限らず、飲食店の在庫管理は食材の種類が多く、忙しい業務の合間に行わなければいけないため、作業自体は難しくありませんがきちんと在庫管理するのは簡単ではありません。ラーメン店の在庫管理を行うコツは、シンプルで簡単な方法を取り入れ、在庫管理に時間をかけないことです。そこで、今回はラーメン店の在庫管理のコツについてご紹介します。

在庫をわかりやすく管理するコツ

在庫をわかりやすく、できるだけ手間をかけずに管理するコツをご紹介していきます。

1.在庫管理は毎日ほぼ同じ時間に行う

手の空いた時間に在庫チェックを行おうとすると、商品を提供した数の違いで適正な在庫数を把握しにくくなります。在庫管理は、来店者が少ない時間の中であらかじめ在庫管理をする時間を決めて、同じ時間にチェックするようにしましょう。在庫管理の時間を決めて行うことで在庫をチェックするくせがつきますし、同じ時間にチェックをすることで適正な在庫を把握しやすくなります。

2.在庫管理表はシンプルに作成する

在庫管理表の作成は、手書きでもパソコンでもかまいませんが、できるだけシンプルに作成することです。

パソコンで作成する場合は、エクセルなどの知識がない人でも数字を入力するだけで管理できるようにしておくことも大切です。たとえば、エクセルが得意な人がマクロや関数などを使って複雑な在庫管理表を作成してしまうと、エクセルに詳しい人しか使いこなすことができません。

誰が見ても在庫が一目で分かるように、在庫管理表はできるだけシンプルなものを作成することが大切です。

在庫管理は手書きではなくパソコンを利用する

パソコンは苦手、エクセルなんてぜんぜんわからないから在庫管理は手書きで行いたいという人も多いのではないでしょうか。

パソコンをほとんど使ったことがない人や、エクセルの知識がまったくない人にとっては、在庫管理をパソコンで行うことはかなりハードルが高いと感じてしまう人も多いと思います。ですが、手書きによる管理は時間もかかりますし、万が一在庫管理表を紛失してしまった場合は数を把握することができなくなってしまいます。パソコンで管理すればコピーを保存しておけばすぐに復元させることが可能ですし、簡単な計算式(四則計算やすべての数字を合計できるSUM(サム)関数を使うことで、数字の計算も間違えることながく、入庫数や出庫数を入力するだけで在庫数を自動的に計算することが可能です。

慣れるまでは少し大変ですが、慣れてしまえば手書きよりも簡単に管理ができるので在庫管理はできるだけパソコンを利用することがおすすめです。

在庫管理表作成例

パソコンの知識がほとんどない人でも、比較的簡単に使える在庫管理表の作成例をご紹介します。
おすすめの方法は、「在庫管理表」「入庫表」「出庫表」を作って管理する方法です。ある程度エクセルの知識がある人であれば、無料のテンプレートを探して使いやすいようにカスタマイズして使う方法もありますが、今回は、ほとんどパソコンがわからない人でも使えることを前提にしていますので、内容がかなりシンプルになっています。

これは、在庫管理を簡単に行うために作成した在庫管理表のサンプル画面です。画面下の「在庫管理表」「入庫表」「出庫表」のタブをクリックすると、それぞれの画面に切り替えることができます。

<入庫表サンプル画面>

<出庫表サンプル画面>

在庫管理表の画面説明

B列、D列、E列にはそれぞれ簡単な計算式が入力されています。
麺(太麺)の項目を例に説明します。
B5には、C5+D5-E5という計算式を入力してあります。これは、元々あった元数に入庫した数を足して出庫した数を引いた数が現在の在庫数になるという意味の計算式です。
入庫数は、入庫表サンプル画面のAG5の数字が自動的に入力されます。この計算式がD列に入力されている計算式です。同じように出庫数は出庫表サンプル画面のAG5が自動的に入力されます。この計算式がE列に入力されている計算式です。

適正在庫数を決めて入力しておくと、適正在庫数と現在の在庫数を比較することで発注のタイミングや個数が一目でわかりやすくなります。

入庫表・出庫表の画面説明

入庫表と出庫表は、同じ計算式を入力しています。

画面の1~31の数字は日にちを表しています。該当の日にちの欄に、入庫数または出庫数を数字で入力します。AG列は1日~31日までの累計の入庫数、出庫数が計算できるSUM(サム)関数が入力されています。これは、途中までの日にちの累計も自動的に入力されるので、5日までの数字が入力されていれば5日までの累計が、31日まで数字が入力されれば31日までの合計の数字が表示されます。

サンプルの在庫管理表の使用方法

在庫管理表の「元数」は、現在手元にある在庫数を手入力します。そのあとは、入庫があった日に入庫数を、出庫があった日に出庫数を入力します。飲食店の場合は使った数を把握するのが大変なので、元数+在庫数から現在残っている在庫数を数えて引くと、当日使った数がわかるのでその数字を入力します。お店によって、毎日行うのが大変な場合は、5、10、15、20、25、末日のように日にちを決めて入力しても良いですが、できるだけ回数を増やしたほうが在庫数の管理がしやすくなります。

最後に

在庫管理は売上に直結しますし、定期的に在庫チェックを行うことで品質管理にもつながります。また、発注のタイミングや発注数がわかりやすくなるので、ラーメン店の在庫管理は必須です。今回はエクセルを使って比較的簡単に在庫管理をする方法をご紹介しましたが、もちろんお店によって使いやすいものを作成してもかまいませんし、在庫管理用のアプリを導入するのも良いでしょう。

ウルトラフーズでは、ラーメン店の開業支援事業を行っています。在庫管理に自信がない、どのように管理したらよいかわからないという方はウルトラフーズにご相談ください。ウルトラフーズの開業支援サービスの詳細は、こちらをご覧ください。

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