
食べログやGoogleマップなどで、「接客が悪い」と書かれたことはありませんか?
ラーメンの美味しさがどんなに良くても、スタッフの接客が悪いことで、お客様が集まらないなんてケースは珍しくありません。
今回は、ラーメン屋で「接客が悪い」といわせない教育方法について解説します。
さらに、スタッフを教育するときのポイントについてもお話するので、接客が悪いことで悩んでいる方は参考にしてみてください。
目次
ラーメン屋で接客が悪いと起こること
ラーメン屋で接客が悪いと、以下のようなことが起きてしまいます。
● 新規顧客が集まらない
● リピーターが増えない
このような状態が続くと、最終的には閉店まで追い込まれるかもしれません。
では、具体的にラーメン屋で接客が悪いと起こることを2つお話します。
新規顧客が集まらない
ラーメン屋で接客に難があると思われてしまえば、新規顧客が集まらなくなります。
来店してくれたお客様が、友達や家族に「あそこのラーメン屋さん、接客がひどかったよ」と話せば、わざわざ来店しようと思うこともなくなるでしょう。
また、お客様は新規のお店に行く前に口コミをチェックすることが多いので、接客が悪いと書かれていれば、違うラーメン屋に行ってしまうかもしれません。
せっかく興味を持ってもらえても、接客が悪いことから機会を逃すこともあり得るのです。
リピーターが増えない
接客が悪いラーメン屋は、リピーターが増えなくなってしまいます。
一般的に、お店に対して好感を持ったお客様はリピーターになりますが、接客が悪いなどマイナスの要素がある場合は「二度と来ない」という決意を固めさせることに。
どんなに美味しいラーメンを提供しても、接客が悪かったり店内が汚かったりなど、不快に思う点があれば、お客様はリピーターへと成長しません。
「どうして、うちのラーメン屋はリピーターが少ないんだろう?」と疑問に思っている方は、スタッフの教育を見直してみるのがおすすめです。
ラーメン屋で「接客が悪い」といわせない教育方法とは?
ラーメン屋で「接客が悪い」といわせないためには、以下4つの手順でスタッフの教育を行なってみましょう。
1. 店主の思いを共有する
2. 知識研修をする
3. テストを実施する
4. 評価をする
スタッフの教育が成功すれば、店主の目標が実現でき、お客様に愛され続けるお店になることができます。
では、具体的な教育方法についてお話していきましょう。
店主の思いを共有する
まずは、店主の思いをスタッフに伝えてみてください。
なんとなく仕事をしていたスタッフも、店主の熱い気持ちを知れば、責任感が強くなり「頑張ろう!」と思えるはずです。
さらに、店主が本音を打ち明けることで、スタッフとの間に信頼関係を構築することができます。
思いの共有によってスタッフの業務態度は大きく変わるため、忙しくても時間を見計らって話してみましょう。
知識研修をする
店主の思いを共有したら、知識研修を行い、円滑・安全に接客や調理、運営ができるように指導します。
知識教育として具体的に指南することは、以下4つの項目についてです。
● 店舗説明
● 食材管理
● 衛生管理
● トラブル対応
事前に研修カリキュラムを作り、勤務開始から何時間でどの様な教育を行い、業務を習得させるかについて、おおよその内容と時間を決めるのが良いでしょう。
下記にカリキュラムの一例を掲載するので、参考にしながら現在の状況に合う内容を作成してみてください。
お店で行う業務 | かかる時間(計2時間) |
---|---|
業務説明 | 15分 |
ルール説明 | 15分 |
思いの共有 | 10分 |
お店の説明 | 10分 |
スタッフ紹介 | 5分 |
貸与品の受け渡し | 5分 |
身だしなみ教育 | 30分 |
衛生教育 | 30分 |
知識研修が終了したら、指導した知識がしっかりとついているか、テストを実施しましょう。
テスト項目の例としては、以下の通りです。
● 開閉店作業手順
● 仕込み方法
● 清掃方法
● ホール業務の重要点
● 調理手順 など
スタッフがテストをクリアすれば、接客が悪いといわれる心配もなくなり、安心してお店を任せることができます。
カリキュラムで指導した重要な内容やポイントを、テストとして確認してみてくださいね。
評価をする
テストが終了した後は、評価を行いましょう。
現在の力量が、お客様・仲間・お店にとってどれくらい良いのかを判定することで、スタッフ自身が成長するための目標を自覚できます。
さらにお客様目線を意識すれば、お客様に満足してもらえるお店の状態を保ち続けられるでしょう。
評価が完了したら面談を行い、結果を伝えながらさらにスタッフが成長できるような環境を整えてみてください。
ラーメン屋でスタッフを教育するときのポイント
ラーメン屋でスタッフを教育するときは、以下3つのポイントを押さえるべきです。
● 評価をインセンティブに反映させる
● 評価は定期的に行う
● 根気強くやり続ける
これらのポイントを踏まえれば、「接客が悪い」ではなく「接客が良い」という口コミも増えるでしょう。
では、スタッフを教育するときのポイントについて解説していきましょう。
評価をインセンティブに反映させる
評価は、インセンティブ(成果給)に反映させるのがベストです。
アルバイトは時給アップ、正社員は臨時ボーナスなど、評価の高いスタッフに成果給を渡すことで教育指導にみんなが納得することができます。
さらに、頑張った分だけしっかり評価されることから、スタッフ全員のやる気につながり、お店がより良くなっていくでしょう。
店主が採点形式できる評価表を作り、「90点以上で時給アップ」といったインセンティブの条件を伝え、スタッフの成長を促してみてくださいね。
評価は定期的に行う
評価は定期的に行うことがおすすめです。
1ヶ月に1回など、コンスタントに評価を実施すれば、スタッフはモチベーションが高いまま日々の業務を行うことができます。
お店もお客様に好印象を与えられる状態で維持できるため、定期的な評価はメリットが大きいです。
ただ、コンスタントに評価を実施するからこそ、時間が掛かりすぎたり判断が難しかったりなど、続け辛い内容は避けるべきでしょう。
根気強くやり続ける
ラーメン屋でスタッフの教育を始めたら、根気強くやり続けてみてください。
お店を運営しながら指導することは大変ですが、しっかりと行わなければスタッフはなかなか成長することができません。
スタッフに十分なスキルがなければ、接客が悪いなどお客様が不満を抱いてしまい、新規顧客を逃したりリピーターが育たなかったりなどの事態に陥ってしまいます。
お店の将来を考慮して、すぐに成果を感じられなくても粘り強く指導し続けましょう。
ラーメン屋で「接客が悪い」を楽に改善するには?
「お店を回すので手一杯だから、スタッフを教育する時間がない」と悩んでいる方は、私たちウルトラフーズにご相談ください。
ウルトラフーズでは、お店に本部指導スタッフを派遣することができるので、店舗スタッフの教育をお任せいただけます。
他にも、経営や店舗作りなど、ラーメン屋を運営していくなかでの様々なサポートを行なっているため、気になる方は公式HPからサポート内容を確認してみてください。
まとめ
今回は、ラーメン屋で「接客が悪い」といわせない教育方法について解説しました。
接客が悪い状態を放っておくと、新規顧客を逃したりリピーターを育成できなかったりで、お店は大きなダメージを受けてしまいます。
4つの手順でスタッフの教育を行いながら、お客様からいつまでも愛されるラーメン屋を運営していきましょう。